就活の技術#1 ー就活の心構えー

「就活」

この言葉を見たくない、聞きたくないという方もいるのではないでしょうか。
大学3年生のころの僕がまさにそうでした。
大学3年生の夏ごろに就活を考え始めたもののインターンへ参加したのは3年生の11月からでした。今から考えると就活の開始時期としてはそんなに遅くなかったのかなとも思いますが、当時は周りの就活の活発さに圧倒されて常に焦りと劣等感を抱いていました。
もし、現在僕が就活生だとしたら就活の早期化に伴ってより焦っていただろうなと思います。


そんな僕ですが無事内定を獲得し、社会人3年目を迎えました。
現在は第一志望としていた企業に就職して毎日楽しく過ごしています。
こんな社会人生活が送れているのは就活についてアドバイスをくれた先輩や、一緒に切磋琢磨した仲間から学んだことを体系化できたからだと思います。

 

社会人3年目の僕が「就活」について書こうと思ったのは、志望業界の異なる24卒の後輩2人に僕の就活法を伝授して無事2人とも第一志望の企業から内定を得られたことから

  1. 僕のやり方に再現性があると分かったため。
  2. 志望業界が全く異なっていても内定を獲得することができ、汎用性があると考えられたため。
  3. 社会人になって採用する側も経験したことで視野が広くなったため。

 

この記事は大学3年生を中心とする就活生を対象としていますが、それ以外の方が読んでもためになるような内容にしたいと考えています。

 

また僕の方法は一部極論じみているところがあり、どこまで参考になさるかは自己責任でお願い致します。

 

目次

 

自己紹介

中堅私大文系を卒業後、大手小売企業に入社。
後輩はそれぞれ大手食品メーカー、大手事務用品メーカーに内定。

 

就活を始める前に

まず、就活を始める前に一つ確認しておきたいことがあります。

 

「あなたは本当に働きたいと思っていますか?」

 

ここでの働くとは企業に入社して働くということです。
この質問に対して心の底から「働きたくない!!」と思った方は、この記事を読むことをやめて企業に入社して労働すること以外で生計を立てる方法を模索してください。
(例えば投資とか起業とか親に余裕があるならニートするとか)

企業に入社して働く気のない人が就活を行っても内定を得ることは難しいでしょう。また入社した後もミスマッチから職を転々とすることになるなど不幸な目に合う可能性が高くなります。第一に行う必要のないことにエネルギーを注ぎ込むことは時間の無駄です。企業に入って働く気がないなら就活を行う必要はありません。

現代社会は多様な生き方が認められています。YouTuberやプロゲーマーも今や社会に認められた立派な生き方です。

そんな時代だからこそ、周りが就活しているから就活をするということはやめてください。

 

とはいっても、大半の人は働きたくないけど独立してやっていく自信もないし、人と違った道へ進む勇気もないのが現状ではないでしょうか。かくいう僕もそうでした。

そうであるならば、なるべく自分がやりたいことや楽しいことや得意なことを仕事としたいですよね。

 

就活は内定を得ることが目的ではない

ここで押さえておきたいポイントは、就活の目的は自分がやりたいことや楽しいことや得意なことができる業界、企業、職種を見つけることであり、決して内定を得ることではないということです。

僕が大学3年生の時、大学4年生の先輩で11月にも関わらずNNTの先輩がいました。先輩は学業成績優秀でコミュニケーション能力も高かったのでNNTであることが意外でした。その先輩の口癖は「内定が欲しい」。会うたびに「内定が欲しい、内定が欲しい」と呟いていました。大学で5時間くらい就活の厳しさ、内定を取ることの難しさを伝授してもらったこともありました。
そんな先輩も12月には中小のメーカーから内定をもらい就活を終えることになりました。内定を得た翌日から旅行へ行くという先輩と会って僕が「おめでとうございます」と伝えると先輩は「ありがとう。でも働きたくねー。」と答えました。

僕は当惑しました。矛盾していると思いました。働くために内定をとる。そのために就活を行うというのが筋のはずです。それなのにあれだけ「内定が欲しい、内定が欲しい」と言っていた先輩が、いざ内定が出ると「働きたくない」。気持ちは分からなくもないですが、なんかダサいなと思ってしまいました。

その時僕はなぜ先輩がNNTだったのか何となく分かったような気がしました。おそらく面接の節々で働きたくないオーラが出てしまっていたのでしょう。今なら採用する側も経験しているので断言できますが、働きたくないオーラというのは伝わってきます。
発言の端々に「別に、、、いいです」とか「なんでも、、、いいです」といったニュアンスの言葉が多くなる傾向にありますし、態度でもそれが伝わってきます。言っている言葉は分かるし、意味も分かるけど納得できない腑に落ちないということが多発します。

 

この経験から僕は自分が就活をするときは、内定を獲得したら明日からでも働きたいと思える業界や企業、職種を見つけようと決めました。

 

以上が就活を始める前に身に着けておきたい心構えとなります。

 

次回は「就活」とは何かに関する考え方と、「就活」対策の導入について書きます。

 

ではまた。