就活の技術#3 ー自己分析の方法ー

前回は就活とは労働力商品の契約交渉であり、それ故に対策が可能であることを書きました。

今回は対策の第一歩である自己分析について説明したいと思います。

 

目次

 

自己分析を行う理由

就活と言えば自己分析というほどに有名な自己分析ですが、行う理由は何なのでしょうか。結論から言えば、自分のことを正しく理解するために行います。

 

いや、そんなの当り前じゃない、、、

 

そう言いたくなる気持ちは分かります。

しかし、このことをよく理解しておかないと、
「自分のことは自分がよく分かっているから自己分析なんてやらなくていいよね。」とか「自己分析をちょっとやったけど、自分が想像していた結果と同じでやった価値があるのか分からなかった。」といった結果になってしまいます。

まず、自己分析において理解しておかなければならないことは自分が一番自分のことを分かっていないということ。そして自分は平気で自分に嘘をつくということです。

「いや、自分ことはよく分かってるよ。」

 

そういう方は、自分の顔を触って自分の顔を正しく描くことができるかやってみてください。実際やってみるとかなり現実の顔とはかけはなれていませんか?

描かなくても想像だけでもいいですが、想像した顔と現実の顔も結構違うと思います。僕の場合は「あれこんなところにシミあったっけ?」といったことが発生しました。

では、自分の顔を正しく認識するにはどうすれば良いでしょうか。

答えは簡単です。鏡を使えばよいのです。

僕たちが顔を認識するためには鏡を使用します。鏡を通して僕たちは自分の顔を想像するよりも正しく認識することができます。

ところが困ったことに鏡を使用してもそこに映った顔は現実の顔とは異なります。鏡を使用しても正しい顔を認識することはできないのです。それは鏡が左右反転に映してしまうことから発生します。スマホで撮った写真の顔と鏡に映る顔が異なっていると感じる人は多いのではないでしょうか。

結果、正しい顔を認識するためにはスマホのカメラアプリなどを使用して認識する必要があります。

 

自己分析もこれと同じです。自己分析をせずに想像だけで自分を理解すればそれは実際の自分とはかけ離れます。また、深く考察せず浅く自己分析を行う(例えば性格診断だけ行って自己分析終了)だけだとこれもまた実際の自分とかけ離れます。

 

自己分析の取り組み方

自己分析を行うには自分の顔を正しく認識するためにスマホのカメラアプリを活用するように自己分析ツールを使用するのがおススメです。

 

数多ある自己分析ツールの中から実際に僕が使用したものを紹介します。

 

それは、SHOWROOM社長の前田裕二さんの『メモの魔力』です。

 


 

『メモの魔力』はメモの取り方について書かれた本ですが、同時に自己分析の本でもあります。この本の巻末にある「自分を知るための【自己分析1000問】」は本当に役に立ちました。この本に書かれている「抽象化」や「転用」を用いて自己をクリティカルに分析することで実際の自分を正しく認識することができます。

 

実際やってみると恐ろしく時間がかかります。僕は10問取り組むのに平均して2時間程度かかっていました。結局、僕は「夢についての100問」と「性格についての100問①」を大学生の項目まで行ったところでやめました。

これは途中で挫折したのではなく、ここまでやったところで自分の目指す方向性が明確に定まったことと、この方向性で社会人5年目までは後悔することはないという絶対的な自信が得られたからです。

おそらく1000問完答することができれば、人生の方向性が明確に定まると思います。
僕は5年後くらいまで明確に定まれば良いと考えていたので全部で150問くらい回答したところで終了しました。

恐ろしく時間がかかるので大学生の皆さんは夏休みなどの長期の休みに10問ずつ20日間といったように計画的に行うと良いでしょう。また、社会人になっても自己分析は大切だと思いますので社会人になってもやることをおススメします。僕は1000問の中から気になった質問に今でもチョコチョコ回答しています。

 

自分は自分に嘘をつく

自己分析をするにあたって理解することとして、自分が一番自分のことを分かっていないということと自分は平気で自分に嘘をつくということを挙げました。

自己分析を行い正しく自分を認識できると、就活において絶対に避けなけばならない自分が自分に嘘をつくという行為を避けることができます。

 

就活において最も自分が自分に対して嘘をつくときは、一番初めに内定を得たときです

内定を得たのが第一志望業界、企業なら全く問題ないのです。

しかし、腕試しや面接対策という理由(これが倫理的にどうかはいったん置いておきます。)で受けた志望業界でもなければ興味もない企業からの内定を得たときに入社を決意してしまうのは問題です。

特に全く興味、関心のない中小企業やベンチャー企業から内定を得て入社を決意するのは大変危険です。大企業の場合は、人材育成制度が整っていて研修などの機会が多いので興味、関心がなくても入社後に興味、関心を持てる可能性がないわけではありません。しかし、中小企業やベンチャー企業は会社によっては即戦力としての働きを求められることがあります。この時、興味、関心がある業界、職種なら自力で学習して対応できる可能性がありますが、興味関心がなければ仕事についていくことは難しいでしょう。

全く興味がない会社から内定を受けて入社して、興味がないことから会社を辞めて、また内定を得るために就職することほど愚かなことはありません。

というわけで内定を得たらどこでも就職するということは絶対にやめて下さい。

 

ところが僕がこれだけ口を酸っぱくして「一番初めに内定をくれた企業だからという理由で入社を決意するのはやめて下さい」と言っても入社する人は入社します。

僕の知り合いにもメーカーの営業職を目指していたのに、なぜか文系システムエンジニアとしてITベンチャー企業に入社して3か月ともたずに退職した人がいます。

彼はメーカーの面接を受ける前に面接練習として受けたITベンチャーから1番最初に内定を得て入社を決意し、そこで就活を終えました。

僕が彼に「メーカーが第一志望だったのに就活をやめるの?」と聞くと、
彼は「卒論に集中したい。」「IT企業は初任給が良い。」「選考を受けている間にこの企業の印象が良くなった。」と答えました。

 

彼がどれほど自己分析をしていたのか僕は良く知りません。
そのため、彼がメーカを志望していたことが彼が心から望んていたことなのか僕は知りません。

ただ、彼がIT企業に向いていないだろうということは分かりました。

それは練習として受けた企業に入社をしたことと、彼がIT企業を選んだ理由の中に入社後に自分がどのように活躍したいか述べられていなかったからです。

彼が入社の理由として挙げられていたのは「卒論」と「初任給」と「企業の印象が良さそう」という理由でした。もっともらしい理由ですが、卒論への悩みは卒論を書いて卒業しないと社会人にはなれないため、社会人1年目の4月には当然解消されているはずです。また、初任給も社会人1年目の4月は嬉しくても6月にはワクワク感もなくなるでしょう。そうなると入社3か月後に働くモチベーションはどこにあるでしょうか。

さらに、人材不足の企業は自社の印象を少しでも上げようと努力するものです。ですから、印象が良いといって入社しても自分の印象と職場の実態がかけ離れていることは多々あります。例えば「入社からすぐに活躍できます。」といった企業に入社したら実態は誰にも頼ることができず自力で仕事を学ばなければならない環境であったとかそういった具合です。そうした状況の中でどうして働くモチベーションを維持できるでしょうか。できるはずがありません。

よって、1番初めに内定を獲得したからという理由のみで入社を決意することはやめて下さい。

自分の心が本当に望んでいる業界、職種を選ぶようにして下さい。

 

自己分析で明らかにすること

『メモの魔力』「自分を知るための【自己分析1000問】」にある程度取り組んだら、以下の5つの事を他者に説明できるようにして下さい。

  1. 自分が行きたい業界・やりたい職種
  2. 自分が持っている職場で活きる能力
    ⇒ここはESで活用することになる
  3. 能力が活きる業界・職種は社会から需要があるか、未来があるか
  4. 社会人としてのプライベート(余暇)の過ごし方
  5. 自分の再生産費(最低限の生活費)

これから1つずつ詳しく説明していきます。

自分が行きたい業界・やりたい職種

まず、自分が行きたい業界・やりたい職種を明らかにします。これは幼少期から大学生までに憧れていた業界・職業を明らかにしたうえで共通している事柄、または複数回出てきたワードが関連する業界・職種を行きたい業界・職種とすると良いでしょう。例えば、「料理」という事柄、またはワードがこれまでの人生の様々な場面で出てくるならば、ストレートに料理人を目指しても良いですし、作ることにはさほど興味がないならばグルメサイトを運営しているような企業を目指しても良いでしょう。

ここで重要なことは1つの業界・職種に絞ることなく、自分の人生の中で共通している事柄、または複数回出てくるワードからとにかく沢山のやりたい業界・職種を見つけてください。

自分が持っている職場で活きる能力

つぎに、自分が持っている職場で活きる能力を明らかにします。ここはこの能力をESなどで説明して面接官、企業を説得する必要があり、またこの能力売って給料を得ることになるなど、自らの労働力商品のコアとなる部分なので特に細かく分析します

職場で活きる能力とは、簡単に言うと得意なことです。例えば、料理が得意ならばそれが得意なこととなります。また、職種と直結しなくても人の話を聞くことが得意だったり、トラブルを解決することが得意だったり、長時間集中して文章を書くことだったりすることも得意なこととなります。

ここで得意なことを見つけるコツが2つあります。
1つ目は10人くらいの集団の中で自分が1番できると思えることを見つけることです。例えば、大学で4年間ずっと自炊を続けている人はおそらく10人に1人もいないでしょう。少なくとも僕の周りはそうでした。よって、4年間自炊を続けている人は料理をつくるということを得意なこととして考えて良いです。
2つ目は長時間行っても疲れなかったことを分析することです。例えば、論文やレポートを書くために2日連続で徹夜をして文章を書くことができるならば、文章を書くという点においては得意なことであると言ってよいでしょう。

このようにして、自分が得意なこと(能力)を見つけて下さい。

そして、能力が明らかになったら、そこから自分に向いている職種を考えます。例えば、話すことが得意で相手を納得させることが得意であるならば「営業」が向いていると考えることができます。また、書くことが得意なら「ライター」、料理が得意なら「料理人」として働いていくことができるかもしれません。得意なことを活かせる職種を考えて、まずは職種を確定させてください。「ライター」や「料理人」とかの細かい職種でなくても「総合職」や「事務職」といった大雑把なくくりでも良いのでまずは職種を確定させることに集中します。

そしてその後、それらの職種が活かせる業界を大雑把で良いので分析します。

これらのことは企業分析において活きてくることになります。

社会から需要があるか、未来があるか

自分の行きたい業界、職種、自分の能力が分かったら、その能力が活きる業界、職種は社会から需要があるか、未来があるかを考えてみてください。

例えば、江戸時代に実在した大井川の川越人足(川を渡りたい人を肩車するなどして対岸へ渡す人)に憧れて、また水泳部で体力があるという理由でこの仕事を志したとしてもこの仕事のみで生活を成り立たせるのは難しいでしょう。なぜなら現代では大井川に橋が架かっていて川越人足の需要はほとんどないからです。

www.city.shimada.shizuoka.jp

このように自分の行きたい業界、職種があって、そこに適合する能力があっても需要や未来がなければ生活をしていくことが難しくなります。そのため、業界、職種に需要があるか、未来があるか考えましょう。

ただし、業界が縮小傾向にあるからといってその業界を忌避してしまうのは少し考えてください。例えば、日本で子ども関連の仕事をしようとすれば、少子化の影響で市場は縮小傾向にあると言えます。しかし、どれだけ少子化が進んだとしても子どもが全くいなくなることはないでしょう。そうであるならば、逆に新規参入のないブルーオーシャンになる可能性もあります。そして、自分の能力を活かして縮小傾向にある業界のシェアを奪うことができるかもしれません。

 

以上が自己分析で明らかにすることの前半部分となります。

この前半部分は、面接等において他者とも共有する必要があるため人に説明できるレベルまで分析を進めてください。そして下図の重なりあう業界、職業を自らの第一志望業界、職種として下さい。

 

ここからは後半の2点について詳しく説明していきます。

後半は自分が大切にすることと向き合うことが重要となってきます。この結果は他者と共有する必要はありませんが、共有する必要がない分、自分に嘘をつくことなく答えることが肝心です。

プライベート(余暇)の過ごし方

まずは社会人としてのプライベート(余暇)の過ごし方を説明します。

ここで考えるべきことはどんな時に、どんな人と、何をして過ごしたいかということです。
どんな時を考えるというのは、余暇を取れる期間(年間休日数)余暇は土日祝に取れるか平日に取るかということです。
余暇を取れる期間(年間休日数)は企業によって異なります。正社員でフルタイムで働くとすると小売業界や宿泊・飲食業界は平均して105日程度であり、メーカーや金融、公務員は平均して125日程度となります。つまり、1年間で20日程度休日数で差が出ることになります。20日というと1か月の労働日がだいたい20日なので小売業界や宿泊・飲食業界(サービス業)はメーカーや公務員と比べて1か月間多く働かなければならないということになります。それでも自分はその業界で働きたいかはよく考えてください。
また、農漁業は農漁業だけを営む場合(例えば牧場で畜産のみを行う場合など)は労働時間、休憩、休日に関する規定は適応されません(労働基準法第41条第41号)。そのため、フルタイムで働いても年間休日が52日(週1休み)ということもあります。農漁業への就職を考えている人は、労働条件が企業、事務所ごとで本当に異なるため注意してください。

ここまでは年間休日数について考えました。次に余暇を土日祝に取れるか平日に取るかということについて考えます。基本的にメーカーや金融、公務員は余暇を土日祝に取れる可能性が高く、小売業界や宿泊・飲食業界(サービス業)は余暇が平日になる可能性が高いです。また、小売業界や宿泊・飲食業界はお盆やお正月が営業日となっていることが多いため、こういった期間は休みが取れないことも多いです。そのため、主にサービス業への就職を考えている方はこのあたりのこともよく考えた上で就職をするようにして下さい。

ちなみに僕は小売業で働いていますが、余暇にはいまのところ満足しています。確かに年間休日数は少ないのですが、残業が少ないのでそんなに疲れるといったことがありません。メーカーの友人の話を聞くと、メーカーは残業が多いのでトータルすると労働時間ではあまり変わりがないのではないかと思います。ただし、小売業でも残業が多いところはあります。
また、平日休みということに関してもイオンや遊園地などへ行くと空いていてストレスなく楽しむことができます。以前、ゴールデンウィークの時にイオンへいったらフードコートが混みすぎていて食べることができなくてとてもイライラしました。僕はそんなに待つことが苦なタイプではなかったのですが、平日休みだと待たないことが当たり前なので待つことが苦になってしまいました。

 

次にどんな人と余暇を過ごしたいかを考えます。
あなたは誰と休日を過ごしたいでしょうか。家族や地元の友人と休日を過ごしたいのであれば、地元の企業に就職するか離れたところにある企業に就職するか考えなければなりません。また、転勤の多くある企業に入社するかどうかも考えなければなりません。そして、もし転勤のある企業を選ぶのであれば、どれくらいの頻度で地元へ戻れるのかを知らなければなりません。

ここに先ほど考えた土日祝休みが良いかどうかも併せて考えるようにしましょう。

小売業に勤めていて最も退職理由になるのは土日祝が休みにならないことです。特に結婚して子どもが生まれるとこの傾向が顕著になります。子どもが学校に通いだすと必然的に土日祝が休みになるため、子どもと休日を一緒に過ごしたいと考えて転職される方が多くいます。そのため、ずっと小売業などのサービス業で働いていきたいと考えている方はそういう部分まで考えて就職されると良いでしょう。

 

最後に何をして余暇を過ごしたいかを考えます。
あなたには趣味がありますか?もし、それが土地に縛られた趣味であるならば、企業の立地や転勤のあるなしを考えなければなりません。

例えば、秋葉原で活動しているアイドルのライブに行くことを趣味としているならば秋葉原へ通うことができるところに住む必要があり、さらにそこから通勤できる企業へ就職する必要があります。また転勤があるかどうかも重要です。せっかく秋葉原へと通える企業に就職しても転勤させられてしまったら元も子もありません。

趣味をもっていて、その趣味が土地に縛られている場合は就職先を深く考えるようにして下さい。個人的には趣味は生きていく上でとても大切なものだと考えています。仕事で嫌なことがあったり、苦しいことがあったりするときに助けてくれるものは趣味であることが多いです。

また、趣味について考えることは次に考える再生産費を考えることにもつながってきます。

再生産費(最低限の生活費)

最後に自分の再生産費(最低限の生活費)について考えます。再生産費とは労働する個人をその正常な生活状態にある労働する個人として維持するために必要な金額のことを指します。つまり、生活費のことです。ただし、企業の最適化行動としてはこの費用の最低限の金額を給料として支払うことが最適となるため、ここでは最低限の生活費について考えます。最低限の生活費について考えることでそこから必要となる年収を考えることができます。

生活費は以下の7つの視点で考えると良いでしょう。

  1. 食費
  2. 通信費
  3. 家賃
  4. 光熱費
  5. その他(趣味、交際費、自動車関連費など)
  6. 貯金
  7. 保険料(社会保険料、民間保険料)

まず、絶対に必要となってくるのは1.食費、2.通信費でしょう。食費に関しては現在の1日分の食費を割り出し、社会人になったら生活水準をそれくらい向上させたいかイメージしてその増加分をかけて30日分で算出すると良いでしょう。通信費については現在使用しているキャリアの通信費を調べればよいです。

3.家賃に関しては会社によっては寮や社宅を用意しているところがあったり実家から通勤したりする場合があるでしょうから、各々の状況想定に応じて設定してください。借りて住む場合は住宅検索サイトから住みたい地区の家賃をざっと調べると良いでしょう。4.光熱費も家賃と同様に考えます。

5.その他(趣味、交際費、自動車関連費)も考慮に入れるようにして下さい。1か月間で趣味にはどれくらい費やすのか、友達や恋人と遊ぶためにどれくらいかかるのか。それに馬鹿にならないのが、自動車関連費です。車検、保険料、自動車重量税とたくさんの費用が掛かってきます。

6.貯金は将来結婚するときの費用や大きな出費が想定される場合を考えて設定しましょう。ただ、社会人前半は貯金をすることもままならないということもよくあるので、1~4ほどは深く考えなくても良いかと思います。

7.保険料に関しては、民間の保険(生命保険など)に入るかどうかを考えて設定します。社会保険料に関しては給与額面のおよそ15%なので、1~7の民間保険料までを合計したものに、1.15を掛けます。

以上のようにして再生産費を導出します。そしてこれが求める初任給額面となります。

ただし、6.貯金に関しては、ここを真面目に考えすぎると求める初任給額面が大きくなりすぎるので、30代や40代、50代の時に得ていたい給与額面として組み込むと現実的な数値になります。

他の人たちがどれくらいの生活費で生活しているのか気になる人は総務省統計局が公表している「家計調査」から知ることができます。

www.stat.go.jp

 

ただし、住居費などは実家住みで家賃を全く払っていない人や住宅ローンを払い終えた人なども含めた平均費用となっているため、実態よりも低くなっているといったことに注意して自らの支出と比較するようにして下さい。

 

以上が自己分析のやり方です。大変かとは思いますが、自己分析は己を知る上でとても重要な作業です。そのため頑張って取り組んでください。

 

次回は企業分析について話します。

 

ではまた。